連載:投資のはじめ方2018
脱サラ・個人投資家兼インフルエンサーのはむたお(@HMstar36)さん。IRクラウドのために、特別に投資のノウハウをリアルにすべてさらけ出してもらいました。今からでも遅くない、2018年の投資のはじめ方をまとめました。最初からぶっ飛ばしていくので、みんなついてこいよ!!
>> 第一回はこちら:脱サラ・個人投資家兼インフルエンサーによる株式投資のススメ
【第二回】失敗しない銘柄選定のコツ
ーー銘柄…?
はい、取引品目を指す言葉で、株の世界では株式とそれを発行する企業を指すことが多いですね。
株式投資は9割の個人投資家が負けると言われています。半数以上が2年以内に退場(※)するというデータもあります。
ーーやはり投資は厳しい世界なのですね。
周りを見渡しても、楽に勝っている人などほとんどいません。みんな失敗を繰り返し、乗り越えて、何とか相場に生き残っているのです。株式投資はそれほど難しく、厳しい世界なのです。
ただ、株価には傾向があり、対策があります。自分の目を養って、自らも成長していくことが大切です。
百聞は一見にしかず
よく見るサイトは「株探」
ーーなるほど。初心者は、まず何から始めるべきでしょうか?
まず株式投資を本格的に始める前に、最低限知っておかなければいけない知識・意識すべき対象がいくつかあります。
ーー具体的には?
株式投資の対象となるのは、その株を発行している上場企業ですよね。
とすれば、当たり前ですが株価の変動だけを見るのではなく、その企業の中身や決算情報を見れるようにならなければいけません。
どうして自分がその企業の株を売買するのか、その理由を明確にすることがとても大切なのです。
ーー確かに。企業の中身を知らずに、株式投資なんてできないですね。
企業の中身をしっかりと調べて分析を続けていけば、次にどの銘柄が上がるか予想できるようになります。
ーー成長している企業を見つければ、株価も成長すると。
はい、あくまで傾向ではありますが、確率は高いと思います。
ーーよくわかりました。ただ上場企業といっても、多すぎて見つけられない人が多いですよね?
おっしゃる通りです。数ある銘柄の中からどのような企業を見つけるか。
まずはその感覚を身につけるところから始めなければなりません。
それは、日常生活の中から流行っているお店や物を察知するクセをつけることです。
ーーほほう!それなら筆者もできそうです。でも、どうしてそれが株式投資と関係してくるのでしょうか?
身の回りには、投資についてたくさんのヒントが隠れています。株式投資をやる上では流行に敏感になり、日頃からニュースに関心を持つことが大切です。その実例をご紹介します。
ラウンドワンの躍進
ラウンドワンはご存じの方も多いと思うのですが、昨年あたり、若い方々、特に中高生の間で爆発的に人気が出ていたのをご存じですか?
ーーそうなんですか?それは全く知りませんでした
そうなんですよ。私も単純にゲーセンや複合施設が好きなので、よく行ってたのですが(笑)。
ラウンドワン(4680)、去年1年で株価が約2倍強になったんですよ。
ーーえええーー!!
決算の度に上がっていったわけです。この銘柄を見つけられた背景には、2つポイントがあると思っています。
ラウンドワンでのボウリング
ーー教えてください!教えてください!(2回言ってしまった。。)
はい(笑)。
1つは、実際に20歳前後の若い世代の方々と交流したり、トレンドを肌で感じ取れる場所にいないと、そのような銘柄を見つけることはできません。
2つ目は、これがとても重要なのですが、そのような銘柄を誰よりも早く見つけることが大切ということです。
ーーなるほど!
私はよく、東京や大阪の繁華街へ行きます。梅田や渋谷など、街の中心地ですね。そのような街で、若い世代の方々が熱狂しているものに注目します。
それはつまり、会社四季報や決算発表を見るより先に、お金が集まるところがわかるということです。
お金が集まるところは、売上が高いということなので、当然ですが後の決算発表にヒットしてくるわけです。
良い決算が発表されるとどうなるか?
ーーま、まさか……?!
ここまで説明したらもうお分かりですね(笑)。
はい、株価が上がるということです。
お仕事で使われているカフェ
ーーすごい納得感があります。
あくまで傾向ということは忘れないでいただきたいですが、つまりはそういうことだと思っています。
最近はネットでも流行りものがわかったりしますが、実際に自分の目で見て、身近な人に評判を聞くのが最もよい判断材料になると思っています。
ーーなるほどなぁ。もっと詳しく聞くことはできますか?
そうですね、あとはその流行り物が、自分の好きな分野や得意ジャンルで勝負できると、それがあなた自身の投資家としての強みにもなります。
例えば、家電好きな人がいるとします。メーカーAとメーカーB、それぞれが似たような製品を出している場合に、一般の方にはわからない性能や機能の違いを、詳しい人なら良し悪しを自分で判断できる。これは自分がよくわからないものを調査するより、よっぽど効率がよいと思うんですよ。
ーー自分の好きなものであればできそうですね。
はい、こうした“フィールドワーク”の分野は、大多数の投資家が行っていると思います。
ーーやはり知らないことを知ることは大切ですね。
ーーちなみに、フィールドワークだけでは見つからない企業もありますよね。もしくはもっと効率よく見つけられる方法はあるんですか?
もちろん、ありますよ。
>> 次回へつづく。
<取材・文/IRクラウド編集部 齋藤>
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